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在庫が無くてもできるビジネス
輸入ビタミン剤販売のカラクリは、アメリカ西海岸に事務所を置いて、注文があれば近くのドラッグストアで商品を買い、それを日本に送るというビジネスモデルでした。
要するにこの神戸の会社は、在庫なんか一個も持ってなかったわけです。
それでもビジネスができて儲けることもできる。
雑誌に広告を出して、葉書やファックス・電話で注文を受け、それをアメリカの事務所に送る。
アメリカの事務所は現地のドラッグストアで商品を仕入れてそれを梱包して日本に送るという仕組み。
おそらく仕入れも週に1回とか2回とかでまとめて行い、ドラッグストアの責任者と話を付けて割引して仕入れていたようです。
というのも当初は送料・手数料が1500円くらいかかっていたんですが、数年後にはその手数料も無料になっていたりしましたから。
円高になったと言うこともありましたし、内外価格差が結構大きかったのかも知れません。
神戸のこの会社はその後、阪神大震災で被災して、別の場所に移転してビジネスを再開していたようです。
私も何度も引っ越しをしたりして、パンフレットが届かなくなったので、よくは知らないですが。
今では、楽天市場などにも同じ事をやっている店があるので、私も何ヶ月かに一回、そちらを利用するようになりましたし。
因みに今はクロネコヤマトの国際宅急便サービスというのがあって、注文後1週間もあれば届くようになりましたから、海外のモノを買うのも便利になったもんですね。